細菌学

【牛の呼吸器感染症】⑤アスペルギルス症

アスペルギルス症

・呼吸器、消化器、生殖器などに感染し、様々な動物種で発生が見られる日和見型真菌症。

人獣共通感染症に指定。

宿主

・牛、馬、家禽、犬、猫、野生動物、人 など。

病原

Aspergillus fumigatus , A. flavus などのAspergillus属の真菌。

フィアロ型分生子を形成。

→分生子に対するアレルギー性気管支肺アスペルギルス症や、産生されたマイコトキシンによる中毒を起こすことがある。

分布・疫学

・世界中で発生。

・土壌、飼料、畜体など、様々な場所に普遍的に存在。

・基礎疾患や抗菌薬の長期投与などによる免疫抑制動物で発症しやすい。

診断

症状

・発熱や発咳などの肺炎症状、多発性肉芽腫性病変、真菌性流産。

→妊娠6~8ヶ月で感染すると胎盤炎を発症。

→流産胎子における皮膚の病変形成。

病原診断・血清診断

・病原診断

サブロー寒天培地ポテトデキストロース培地で真菌を培養。

→直接鏡検や組織検査で、Aspergillus属真菌に特徴的な菌糸や分生子を観察。

・血清診断

→ELISA など。

必ず病原診断と血清診断の両方を行う。

予防・治療

・予防

→衛生管理の徹底

・治療

→アゾール系抗真菌薬などの投与。

参考資料

・動物の感染症〈第四版〉

・管理人のまとめノート

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