細菌学

【牛の生殖器感染症】⑥牛のネオスポラ症

牛のネオスポラ症

・牛のネオスポラ症は、牛の流産を主徴とする感染症。

届出伝染病に指定。

宿主

・主な宿主は、水牛、めん羊、山羊、鹿、犬 など。

  • 届出伝染病に指定されている動物種については太文字水色線で表記。

病原

・病原体となるのは、Neospora caninum

分布・疫学

・世界中で発生。

→地方病性であり、垂直感染する。

診断

症状

・流産を主徴とする。

→母牛は無症状。

・抗体陽性牛

→胎盤感染によって流産せずに成長した牛が不顕性感染個体となる。

・妊娠牛

→ストレスなどによって感染が再活性化すると胎子感染が成立し、神経症状、成長不良、起立困難が見られる。

病理

・皮下の膠様浸潤、胸水、腹水、非化膿性脳炎、肝炎、心筋炎、胎盤炎 など。

・タキソイドやシストの存在。

病原診断・血清診断

・病原診断

→PCR など

・血清診断

→間接蛍光抗体法、ELISA など

  • 流産を起こす他の感染症との類症鑑別が必要。
  • 例)アカバネ病、牛ウイルス性下痢ウイルス感染症、チュウザン病、牛伝染性鼻気管炎 など。

予防・治療

・予防:飼料の汚染防止、抗体陽性牛における淘汰の推奨。

・治療:有効な治療法ない。

参考資料

・動物の感染症〈第四版〉

・管理人のまとめノート

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