細菌学

【牛の生殖器感染症】④牛のコクシエラ症(Q熱)

牛のコクシエラ症(Q熱)

・牛のコクシエラ症(Q熱)は、種々の動物および人の様々な病態を示す感染症。

人獣共通感染症に指定。

宿主

・宿主は、牛、豚、馬、めん羊、山羊、犬、猫、野生動物、人 など。

病原

・病原体となるのは、Coxiella burnetti(レジオネラ目 コクシエラ科)

偏性細胞内寄生菌

分布・疫学

・世界中で発生。

ベクターであるダニや乳製品から菌が分離される。

→様々な動物で抗体が確認されている。

感染環:ダニ-野生動物-ダニ

→人や家畜が介在することもあり。

→家畜:保菌動物が乳汁(→人へ感染)や糞便に菌を排出。

→感染動物の分娩:人への感染に繋がる。

診断

症状

感染牛:ほとんど無症状、軽度の発熱

保菌牛:排菌によって菌が乳汁や糞便に入る

妊娠牛流産死または虚弱子が生まれる

・  インフルエンザ様症状が見られ、心内膜炎が見られることもある

病理

・流産胎子に肉芽腫性病変や壊死性病変。

病原診断・血清診断

・病原診断

→菌分離

  • 発育鶏卵の卵黄嚢に接種し、ヒメネス染色を行う
  • 培養細胞(猿の腎臓)に接種し、蛍光抗体法を行う

→PCR

・血清診断

→間接蛍光抗体法(IFA)

予防・治療

・ワクチンは無い。

・治療:テトラサイクリン系抗菌薬の投与

参考資料

・動物の感染症〈第四版〉

・管理人のまとめノート

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