心の話

周りの人の言葉に対する考え方

人は周りの環境に大きな影響を受けると言います。

今回は自分の周りにいる人の言葉に振り回されがちな人が、その人の言葉に対してどう考え対処するべきかについて解説します。

人について考える

誰の口から発された言葉なのか?

言葉の内容も重要ですが、まずはその言葉が「誰の口から出たものなのか?」について考えてみましょう。

家族? 友人? 恋人? 先生? 会社の同僚?

自分の状況によって、ここは様々な人が挙げられると思います。

行きたい大学があるけど、両親に反対されている

将来なりたい職業があるけど難易度も高いし、同級生や先生からも「お前は無理だ」と言われる

複数ある場合は紙に書き出したりWordでまとめたりなどして、言葉と人を一度整理してみましょう。

自分と相手の「心の線引き」

次に自分と相手の関係性について考えてみましょう。

ここで意識するべきは「心の距離感」です。

自分のことについてどれだけ知っている人なのか、自分の考えを話したときにどんな反応をした人なのか。

相手の言葉について悩む前の大前提として、その人に対して自分がどのような印象を受けているのかを理解し、相手の言葉をどれだけ許容するかを考えるべきです。

ネコ紳士

自分の場合、自己啓発の本を読んでいたら「それはないわ笑」と一緒にいた子と大笑いされたことがあり、よほど的を得ていない限り、その友人の助言やアドバイスは二度と聞かないと心に誓いました。

特に仲が悪いわけではないですが、その人と接するときは「あんな言葉も言う人なんだな」と理解した上で話します。

言葉について考える

相手の本音を見極める

本当に自分のことを思って言葉をかけてくれる人もいますが、中にはそうでない場合もあります。

先程の2つの吹き出しの例の場合、

(私立はお金がかかるし、奨学金を借りるとしても将来の娘の負担なる…他の道を考えて欲しい)

友人

(同じくらいのレベルなのにコイツだけ……なんかムカつく)

それぞれの家庭の事情や自分が作り上げた人間関係によって多少は変わると思いますが所謂「よくあるシチュエーション」だと個人的には思っています。

例1

一見正論のようにも見えます。

しかし娘さんが本気で、多額の奨学金を借りてまで本気でやりたいと思っているなら今一度考えてみて欲しいです。

特に興味の無い分野に進んで、それなりの気持ちで学んで身に付くことはほぼありません。

奇跡的にそこで好きなものを見つけられれば良いですが、多くが世間で言う「それなりの道」で止まってしまうような気がします。

金銭面だけに目を向けるのではなく、そこで得られるものにも目を向けてください。

ネコ紳士

興味のあることしかできず「学ぶ気のない大学には行くな、働きなさい」という家庭で育っているので、中途半端に大学に行くのはただのお金の無駄遣いだと思ってます。

例2

こちらはもはやただの八つ当たり。

日本に根強く残る「出る杭は打たれる」の法則です。

自分の周りの環境が重要だと言われる理由とも言えます。

冗談交じりであればとりあえず様子見、本気で言ってきたならその理由を聞いて、納得できなければ距離を置くべきでしょう。

ネコ紳士

極論「あなたの言葉通りにしても、あなたは責任を取ってくれないよね?」

その言葉は誰のため?

もう一度、言われた言葉について反芻してみましょう。

その言葉は本当に自分のことを思ってのものなのか?

自分の本心を抑え込んでまで受け入れるべき言葉なのか?

最終的にどう行動するのかを決めるのはこの記事を読んでいるあなた次第です。

「あの人が言ったから」

そう抗議しても、得られるのは後悔だけです。

自分について考える

行き過ぎた「繋がり」はただの「絡まり」

まれに自分と他人の境界が曖昧になっている人がいます。

他者の行動をまるで自分ものであるかのように捉え、自分の意に添わなければ否定し拒絶する。

それはもはや人と人の「繋がり」ではなく、人生を不幸にする「絡まり」です。

周りにそんな人はいませんか?

自分の行動に心当たりはありませんか?

もし近くにそんな人がいるのならすぐに離れましょう。

離れるのが難しいのであれば接点を極力減らし、仕事内容などの最低限の会話にとどめ、私情が入ってきたら話を切り上げてしまいましょう。

ネコ紳士

「類は友を呼ぶ」というのは真実。周りの人の言動に違和感を感じたなら自分の行動を見直すべき。ほったらかしにすると違和感さえ感じなくなる。

自分の行動に責任を持つ

周りの人に対する考え方は一人ひとりの価値観によって様々です。

しかし先程も書いたように、最終的にどうするかを決めるのは自分自身であり、よほどの状況下でない限りこの権利は誰にも侵害されません。

自分の希望や夢や目標を掲げるのであれば、今から自分がしなければならない行動を整理してみましょう。

奨学金を借りてでもあの大学に行きたい。卒業後は毎月どれくらい返済する必要があるかな?アルバイトはできそうかな?調べてみよう。

あの職業に就くために必要な資格はなんだろう?その資格とるために今からどれくらい勉強する必要がある?同じ目標を持つ人はいないかな?

周りの人と比べる必要はありません。

比べるなら過去の自分と、少しずつでも前進していくことが大切なのです。

まとめ

周りの人の言葉に対する考え方
  1. 人について考える
    • 言葉が「何者」から発されたものかを再確認する
    • 相手の言葉をどこまで許容するのかを決める
  2. 言葉について考える
    • 相手の「本当の気持ち」を考えてから、言葉を読み解く
  3. 自分について考える
    • 相手に侵食されていないか、自分が侵食していないか
    • どんな言葉でも、最終的に決めるのは自分自身

今回は周りの人の言葉に対する考え方について書きました。

どれだけ相手の気持ちが込められた言葉であっても、自分の夢や目標を阻むものであればそれはマイナスにしか働きません。

自分ですると決めたならすぐに行動しましょう。

人生のハンドルは自分以外の誰にも握らせてはいけません。

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