こんにちは、ネコ紳士です。
今回は国家試験の過去問をテーマにした記事です!
「国家試験なんてまだまだ先だから気にしなくてダイジョーブ。」
「普段の勉強で手一杯です…」
いろいろな声が聞こえてきそうなテーマですよね。
しかし今回は過去問の内容そのものよりも、過去問をできるだけ多く手に入れよう!というテーマです。
獣医国家試験の問題構成
内容に入る前に、まずは国家試験の問題構成について整理しておきます。
試験は2日間で実施され、必須問題、A問題、B問題、C問題、D問題の5つに分かれています。
問題 | 合格ライン |
必須問題 | 70% |
A問題 | 60%(A~Dの合計) |
B問題 | 60%(A~Dの合計) |
C問題 | 60%(A~Dの合計) |
D問題 | 60%(A~Dの合計) |
文章でまとめると、
- 必須問題で7割以上の点数を得点をすること
- A問題~D問題の合計で6割以上の点数を得点すること
これらの両方を満たして初めて国家試験に合格します。
過去問はどこから入手する?
一番手っ取り早く手に入れる方法は農林水産省が公表している過去問をダウンロードすることです。
ただし、2つほど注意しておくことがあります。
ダウンロードできるのは5年分だけ!
農林水産省が公表している過去問は5年分のみです。
去年に実施された過去問がサイトにアップされれば5年前の過去問は削除されてしまいます。
「今はまだ使わない」と思っていても、ダウンロードさえしておけば受験勉強のときに多くのデータを持つことができます!
獣医学生に関わらず、獣医学部を目指している高校生や浪人生の皆さんにもダウンロードを強くオススメします。
画像問題(C,D問題)の画像は省略されている!
さらに、対策が難しい画像問題の画像は全て削除されています。
著作権などの問題を考慮すると仕方ないと思いますが、学生の立場からすれば「そこ削るか~」というのが本音です。
書店で販売されていた過去問も画像付きのものは見たことがないです。
以上を踏まえた上で、過去問を蓄積すると得られる3つのメリットについて書いていきたいと思います。
①多くの選択問題を解くことができる
一番のメリットはより多くの選択問題に触れることができるということです。
過去問の内容だけしか勉強しないというのはダメですが、
- 問題の出題傾向を把握する
- 選択肢がなぜ正解/不正解なのかを理解する
これらの点に関してはとても有効に使うことができます。
過去問に関しては基本的に同じ問題は出題されないので、丸暗記のようなもったいない使い方は避けるようにしましょう。
(+α)遡り続けたら奇跡が起きるかも…?
過去問については全く同じ問題は二度と出題されないと考えた方が良いですが、過去問を遡り続けるとこのような稀なケースもあるようです。
②文章問題の文章に慣れることができる
先程、C,D問題は画像が省略されてしまっていることを書きました。
しかし、C,D問題が全く使えない訳ではありません。
C,D問題には画像の他に、文章が書かれています。
中には画像がなくても文章を読めば解ける問題もあります。
先に解答を見て、それに合う画像を調べるだけでも十分な勉強になると思います。
③お金の節約になるかも
農林水産省が公表している過去問をダウンロードする以外の方法としては、書店で購入する方法もあります。
ただし、これがめちゃくちゃ高いんです。
余裕で10000円オーバーです。
記憶が間違ってなければ、画像なしでこの値段だった気が…?
よし買おう!と思う人は少ないかもしれないですね…
大学の図書館にあれば、自分で調べても分からない問題について解説を確認する程度になるのかなと思います。
まとめ
過去問の蓄積で得られるメリットは3つ。
- 多くの選択問題を解くことができる
- 文章問題の文章に慣れることができる
- お金の節約になるかも
今は見ることがなくても、コツコツと集めておけば未来の自分が助かることもあるかもしれません。
「これだけの実力が求められるのか」といった雰囲気を掴むだけでも、これらかの勉強計画が立てやすくなると思います(^^)
【Twitter引用】画像問題の対策に使えるかも
Twitterで画像問題についてのツイートがあったので引用させていただきました。
スキマ時間をうまく利用して早い段階から対策していけば、追い込み時期の負担が軽減されるかもしれませんね。